株式会社オプトマックス

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波長板と特性

波長板

波長板(位相リターデーションプレートあるいは移相器)は、複屈折性の光学材料で作られます。複屈折材料を通過する常光線と異常光線の速度は屈折率の逆数で変化します。2つのビームが再び結合するとき、速度差が位相差となります。
直線偏光の入射ビームの場合、これはα=2πd(ne-no)/λの式で与えられます。ここで、αは位相差、dは波長板の厚み、neおよびnoはそれぞれ常光線と異常光線の屈折率、λは波長です。
どの波長においても位相差は位相板の厚みによって左右されます。

波長板 図説 特性およびアプリケーション
マルチオーダー
波長板
低次波長板を参照してください。
低次波長板 肉層が薄い(0.5 mm以下)ため、特性はマルチオーダー波長板よりもはるかに優れています。
温度(38℃)、波長(1.5nm)および入射角(4.5°)の帯域が広く損傷しきい値が高いので、一般的なアプリケーションに広く使われています。これも経済的です。
ゼロ次
波長板
接着型 光軸が直交する2つのマルチオーダー波長板でできています。その結果、2つのプレートの相互作用でゼロオーダーとなります。広い温度帯域と波長帯域特性があります。接着されているので、使用する際は損傷しきい値(約10
MW/cm2)を考慮しなければなりません。
エアー
スペース型
接着型ゼロオーダー波長板と同様の高性能です。さらに、エアースペース構造であるため、高出力レーザのアプリケーションに適しています。損傷しきい値は500MW/cm2以上です。
真のゼロ次波長板 接着型 真のゼロオーダー波長板は、波長板の肉厚が非常に薄い(0.1mm以下)ことを意味し、温度、波長および入射角(20°)の帯域が非常に優れています。従って、高精度アプリケーションに最適です。ガラスブロックで接着されており、低~中出力のアプリケーションに限定されています。
単一プレート型 高損傷しきい値(1 GW/cm2以上)に適した波長板となるように、CASIX社 では、肉厚が薄いため保管上の不都合さはあるものの真のゼロオーダー波長板の単一プレートを提供しています。もちろん、ご要求に応じて適切なマウントも提供しています。
色消し波長板 色消し波長板は、結晶石英とフッ化マグネシウムのような異なる2種類の材料で「作られている点を除いて、ゼロ次波長板に似ています。
複屈折の分散は、2つの異なる材料で異なるので、ある波長範囲でのリターデーション値を指定することが可能になります。したがって、得られる波長板のリタデーションを波長変化に対して低感度にすることができます。
二重波長の
波長板
現実には低次またはマルチオーダーの波長板ですが、リターデーションの異なる2波長用として最適です。二重波長の波長板はレーザの高調波発生に利用されています。
フレネルロム
位相板
一種の色消し波長板で、ビームが特別に設計された入射角でTIRによって反射されたとき、ビームのs偏光とp偏光間で異なる位相変化に基づいています。この方法によって、位相遅延と波長の間の関係はほとんどありません。このアプリケーションでは、反射面をきれいにしておくことが不可欠で注意を払う必要があります。